■Inspiration
1980年代というTHEMEから私の脳裏に浮かんだのは、光沢のある洋服にレンズの大きいサングラス、ゴールドやシルバーのごついアクセサリー等、なんといってもあのハリウッド映画『トップ・ガン』のトム・クルーズ、ブリティッシュトラッドファッションをすぐに思い出した。一つ一つ思い出したことについて調べていたときに、ブリティッシュトラッドファッションのスタイルに欠かせない、タータン・チェックの歴史をWEBで知った。(下記モードの世紀・ファッション用語集引用)
歴史的にみると、タータン・チェックは、17〜18世紀頃に完成をみた織柄で、大きく3つの使われ方があった。まず、クラン・タータンは、当時群雄割拠していたクラン(=氏族、一門、藩)とよばれる氏族の各家を示すために使われた軍装用。戦場で敵と味方を識別した。次に、チーフス・タータンは、領主とその家族だけが使う色柄で、三つ目のディストリクト・タータンは、自領土の牧童を見分けるための庶民用の色柄で、出身地を表わした。また、狩猟時にはハンティング・タータン、平時にはドレス・タータンといったように使い分けられていた。 クラン・タータン(clan tartan)の詳細は次のとおり。赤・黄・紺・緑・黒・白の6色のうち、2〜6色を配合して、縦横の太い数本の縞を組み、それに細い線条の格子を大きく配する。綾織が多く、時には平織もある。格子の規格、色、配色には、クランの系譜に応じた取り決めがあり、現在伝わる基本柄は、171種にのぼるといわれる。飾章・紋章として、主に、儀礼、狩猟、戦争といった非日常的な場合に用いられた。軍装としては、戦時に敵・見方の区別がしやすいというメリットがあり、プラッド(肩に掛け、コートや野営で寝具として使えるもの)とスカートに、所定の色柄のチェック柄を使った。なお、日本の家紋と比較されることが多いが、クラン・タータンの場合は、分家した者や戦功のあった者に、独自の新しい柄を与えるのが習慣だった。
このときに日本にある家紋と似ているところがあるなと思い、日本の家紋についても調べてみた。(下記wikipedia引用)
家紋(かもん)とは、特に日本において古くより出自といった自らの家系、血統、家柄・地位を表すために用いられてきた紋章である。単に紋所や紋とも呼ばれる。日本だけで241種、5116紋以上の家紋がある。二つの事柄から、スタイルは'80sに流行したのもで、ネイルにはこの二つをコラボさせたら面白いなと思い作品つくりに挑んだ。